熊野古道の旅・3日目八鬼山峠超え〜4日目波田須道から花の窟神社
1日目〜2日目↓↓↓
3日目の行程は徒歩のみ。尾鷲シーサイドビューから八鬼山峠→三木峠→羽後峠を超えて、民宿 まさはる屋まで。
今日は熊野古道最難関と言われる八鬼山峠を越えます。1000年前も旅人たちが歩いた道。立ち止まって耳を澄ませると、沢の音、風の音、鳥の声、たくさんの音が聞こえるけれど、とても静かです。
1000年の時を経てはいるけれど、同じような会話をしていたのだろうな〜なんて思いを馳せました。それにしても歩ききった後の食事の美味しいこと!食事をこんなに美味しくいただけるなんて、なんて有り難いことなんだと思わず涙がほろり。本当に色々なことが起きる旅です。
籠立場。樹齢300年の檜があるこの休憩場所は、将軍が通行する時に籠を休めた場所なのだそう。この路を・・・籠で・・・!!石畳は江戸時代中期に整備されたものなのだそうです。
もののけ姫の世界みたい。最難関の八鬼山峠、、、キツかった〜!!!
民宿まさはるに到着!写真はないけれど、も〜〜〜〜〜本当に最高の宿でした!!絶対にまた来たい!!(2018年追記:残念ながら2017年に廃業されたそうです・・・。本当に残念です)
前日の最難関八鬼山峠があまりに最難関すぎて、ふくらはぎが超絶痛いです。今日はゆるそうなコースに大幅変更。
ほとんどのコースを飛ばして、熊野古道最古の石畳がある波田須道へ。鎌倉時代の石畳です。鎌倉時代って・・・。快晴で本当に気持ち良い!
苔フェチにはたまらない、青々とした美しい苔がたくさん見れます。
鎌倉時代といえば。先月の彩乃塾で「今も昔も変わらない選ばれる女の在り方」というプレゼンがあり、愛する彼のために全国を行脚した虎御前について聞いたところ。虎御前もきっと曽我兄弟の弔いで熊野詣でをしたに違いない・・・と思いを馳せながら歩きました。
まさはる屋のお父さんが作ってくれたおにぎり。「落ちちゃうといけないから」と言って、ガムテープで止めてくれました。
ご主人が「美味しいよ〜」と言っていた通り、本当に美味しい。こんなおにぎり初めて食べた!作り方を聞いてみようと思います。(追記:天かすをつゆの素で味付けして、ご飯に混ぜただけなのだそうです!あまりに美味しくて、今でも我が家の定番です)
無人駅で電車を待っている間、遠くの碧い海と、目の前の春らしい黄色い水仙を眺めながら、おいしくいただきました。贅沢〜!
今日のゴールは花の窟神社。梅ケ谷駅の八柱神社も素晴らしかったですが、花の窟神社もすごい!
左のお〜きな白い岩が伊邪那美命、右の黒い岩が火之迦具土神をお祀りしているそうです。古事記好きにはたまりません!参拝する場所の砂利が土足禁止で驚きです。
御神体の岩の頂上から綱を渡らせる「お綱」は日本書紀にも記されているそうで、現代まで変わらぬ行事になっているそうです。すごい〜〜〜!・・・神々がiPhoneで一発変換されることにも驚き。古典好きにはウハウハの場所ですよ。
伊勢神宮に始まり、たくさんのお地蔵様や神社のお参りをしました。地元の方々や旅人たちに大切に守られてきたのだろうなぁと感じられる場所ばかりでした。脈々と受け継がれてきたものに触れることができて嬉しいです。
さて、明日はいよいよ熊野大社!白浜温泉がゴールです。
3日目の行程:八鬼山峠〜賀田
徒歩80分:尾鷲シーサイドビュ(7:00)ー→八鬼山登り口(08:30)
徒歩280分:八鬼山峠→三木峠→羽後峠→賀田(8:30ー14:00)
民宿まさはる屋に宿泊(閉館)
4日目の行程:賀田駅〜花の窟神社
【本来の行程】
徒歩590分:賀田駅→曽根次郎坂太郎坂→二木島峠→逢神坂峠→大吹峠→松本峠→熊野市(7:00ー16:00)
【実際の行程】
賀田駅→新鹿(あたしか)駅へ。
波田須道から徒歩で波田須駅へ。
波田須駅→熊野市駅へ。
そこから徒歩で花の窟神社へ。(7:00ー15:00)
みはらし亭に宿泊。
続き↓↓↓