私の原点

これらの本を読まれたことがある方、たくさんいらっしゃると思う。紹介している投稿を何度か見かけたことがあるから。
 
モンテーニュの「随想録」
トルストイの「人は何で生きるか」
パスカルの「パンセ」
ロマン・ローランの「ジャン・クリストフ」
兼好師の「徒然草」
道元の「正法眼蔵」
親鸞の「歎異抄」
中国の古典「論語」「老子」「荘子」
倉田百三の「出家とその弟子」
阿部次郎の「三太郎の日記」
三木清の「人生論ノート」
山折哲雄の「悪と往生」
寺内大吉の「法然讃歌」
石井恭二の「正法眼蔵の世界」
 
これは「人生論について考えられる本」として、2001年発刊の日経新聞「半歩遅れの読書術」に筒井橋さんという作家の方が紹介していた本。
ある人が「ここに書いてある本を読むといい」と切り抜きをくれたから、本屋で買い揃えて21歳〜25歳の間に全て読んだ。
 
それ以来、切り抜きはしまいっぱなしだったけれど、ずっと心のどこかで気になっていて。ふと思い立って探してみた。
 
19年前にもらった切り抜き。19年ぶりにそれを見て「そんな・・・」と、思わず声が。私の原点は紹介されている本そのままではないか。
 
「生き方」や「在り方」を追求していることも、林英臣先生から志を学ばせていただいていることも、親鸞や法然が好きなことも。
 
さらには、これらの本を読んだことがきっかけで「生きる」ということについて考えるようになり、トリイヘイデンという児童心理学者のシリーズを読むことにつながり、今の仕事につながってる。(・・・今、思い出した)
 
こんなふうに、自分では忘れてしまっていることが、実はその後の人生に大きく影響していて、今の自分自身と一本の線でつながっていること、きっとたくさんあるのだと思う。
 
激務の合間にわざわざ新聞を切り抜いてくれたあの人に、感謝の気持ちがこみ上げる。
 
写真の本は数年前に書い直したもの。

ちなみに、記事は日経テレコムというデータバンクみたいなところで「日経新聞、人生論」と検索したら出てきた。オンライン化、、、す、すごい、、、。

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