【Q&A】歳を重ねるほど幸せになる人と、そうでない人の違いって何ですか?

人って、手に入れる時の喜びよりも、手放す時の恐怖や失望感のダメージの方が大きいですよね。

だからこそ、多くの人は失うダメージを避けたくて手に入れるための行動をしなくなっていくわけだし、自分を納得させるための言い訳はどんどん得意になって(匠の域の人もいる!)、簡単に手に入るもので幸せを得た気になろうとします。

手放せないものは恋や物など人によって色々あるけど、物事をとことん突き詰めれば、被害者意識の自分を捨てられないところに行きつきます。ネガティブな出来事を何かのせいにしたいんですね。

これを潔く認めて修正できる人が、歳を重ねるほど幸せになる人。いつも新しい喜びや幸せに出会えます。

どうしてそんなに潔くできるかって、生きているだけで誰かの役に立っていると思える自己肯定感や、自分は素晴らしいと感じられる正しい自尊心を自分自身で育てているから。そして、それは、人生に起きたことを何かのせいにすることなく、自己を省みて成長していくことで育まれていくものなんです。

自己肯定感や自尊心が極端に低いと、これまでの人生も今の不幸せも、全て自分次第だったなんてとても受け止められません。誰かや過去のせいだと思っているのに、それが自分次第だったなんてことになったらどこにも救いがなくなるから。

そもそも、自己肯定感や自尊心が低いことも誰かや過去のせいだと思っているので、その考えを変えない限りこの先も永遠に育たたないし、自分を変えられないから人生も変わらない、、という悪循環です。

歳を重ねることを恐れて、幸せを追い続けて、自分をがんじがらめにしているのは、物でも人でも過去でもなく自分自身。不要な自分を握りしめたままでいれば、時間も命も間延びして人生の密度は薄くなります。

喜びとか愛とかそういうものは、密度が濃い中にあるというのに。えいや!と勇気を出して自分を変える方が、見たこともない幸せに出会える可能性はすごく高くなるんだけどな。

・・・というわけで、歳を重ねるほど幸せになる人と、そうでない人の一番の違いは、被害者意識で生きているかどうかです。その自分を変えることができれば、経験したことがないほどの穏やかで豊かで愛に溢れた世界を体験できます。

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