【第4回女徳勉強会】復興支援の壮絶な現場と未来の希望に託した基金設立の話

今年もスターバックスの「ハミングバード スターバックス カード プログラム」が始まりました。

通常のスターバックスカード同様使えるのですが、カード発行時に100円(購入者負担)、購入代金の1%(スターバックス負担)が、震災で親を亡くした子どもたちの学費支援をしている公益財団法人みちのく未来基金に寄付されます。

女徳塾でも、女徳勉強会の参加費は、コピー費など必要最低限の経費を差し引いた全額を寄付しているのが、みちのく未来基金です。

私がみちのく未来基金を知ったのは3年前。塾生のみんなと被災地を訪れたことがきっかけでした。

阪神淡路大震災の教訓「復興には子どもの進学支援が重要だ」

みちのく未来基金が創設されたそもそものきっかけは、阪神淡路大震災の経験から得た 「復興には子どもの進学支援が重要だ」という強い思いだったそうです。

東日本大震災発生後、1ヶ月経たないうちに選ばれた方々が被災地入りされ、あらゆる情報を整理したところ、返済義務のない支援は日本にはないということがわかったそうです。

親を亡くした上、20歳にも満たない若者が何百万円もの借金を背負うことは非常なストレス。学業どころではありません。

そこで、返済義務のない支援にしようと決断されたそうです。さらに、生活費を支援してくれるところなどもあるため、他の支援と自由に併用しても良いという、今までにない基金を作られました。

25年間で46億円の支援を決断

震災で0歳だった子が大学を卒業するまでの25年間、震災で親を亡くした子どもに、返済義務のない学費支援を決断。その金額は25年間で46億円です。

それまで、利益を追い求めるだけが企業だと思い込んでいたので、そうではないと知って人生観すら変わりましたし、企業の力ってすごいんだなと感動しました。

当時のお話をうかがうと壮絶です。シングルに男性2人で泊まり込み、電話も引けない状況の中、日本のためにご自身を顧みずに奔走されたお話は、いつ何度うかがっても感動と勇気をもらいますし、日本人としての誇りさえ感じます。

私たちが知らないところで、こうして日本のため、未来の若者のため、尽力してくださっている方々がいらっしゃるのですね。私たちも知らず知らずのうちに、そういった恩恵を受けてきているのでしょうね。

第4回女徳勉強会では、公益財団法人みちのく未来基金理事の河崎様にお話していただけることになりました。

深く深く感じることがたくさんあると思います。本当に1人でも多くの方に聞いていただきたいです。ぜひぜひぜひ、聞きにいらしてください!!

【第4回女徳勉強会】2015年10月18日(日)開催!

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